恒例となった(のか?)このアンケート企画の第三弾。
「「Duty」で、一番好きな楽曲は?」の結果を見ていきましょう。1位、2位に多くの票が集まりました。さて、気になるその楽曲とは…。
【アンケート結果】(全投票数;213票)
01位「SURREAL」(45票/21.1%)
02位「Key 〜eternal tie ver.〜」(41票/19.2%)
03位「teddy bear」(24票/11.3%)
04位「SCAR」(18票/8.5%)
05位「SEASONS」(17票/8.0%)
05位「ever free」(17票/8.0%)
07位「End of the World」(11票/5.2%)
08位「Duty」(10票/4.7%)
09位「vogue」(9票/4.2%)
10位「Far away」(8票/3.8%)
11位「starting over」(5票/2.3%)
11位「AUDIENCE」(5票/2.3%)
13位「girlish」(3票/1.4%)
01位「SURREAL」(45票/21.1%)
全得票数の40%を超える票を獲得し、首位に躍り出たのが「SURREAL」。
意外と言えば意外ですが、納得と言えば納得の結果かも(どっちやねん)。
アルバムと同時に発売された30万枚限定シングルながらも、ライブ定番曲として名高い楽曲。
「
永遠の名曲」「
名曲揃いの中でも、やっぱりこの曲!」「
ダントツ!」などと、
熱い支持を集めた結果と言えるでしょうね。
この曲の魅力としてまず考えられるのは、新たな決意を感じさせる歌詞ではないでしょうか。
「
聞いていって歌詞を聴くたび深く感じるし。」
「
聴いていると力をもらえる曲なので大好きです♪」というコメントからも、それがうかがえるかと。
「
全曲で一番好き。あの突き抜ける感あふれるサビはまさに神だ!DOMETOUR2001は鳥肌がたちました」
――あのサビ、っていうか、この曲のアレンジは全体的に神ですよね。 ドームツアーの「SURREAL」、私も大好きです。
これまでのライブで幾度となく歌われてきた「SURREAL」ですが、ドームツアーがベストテイクだと思います。
「
絶望3部作は別格として、そこから歩みだしたSURREAL(超現実)な豹ayuにやられました」
――“絶望3部作”から「SURREAL」への流れは、何か感じるものがありますよね。
「
あゆのファンになるきっかけとなった曲です。今でも本当に大好き。」
――ファンになったきっかけの曲って、いつまで経っても名曲ですよねぇ。
02位「Key 〜eternal tie ver.〜」(41票/19.2%)
「SURREAL」にわずか4票の差をつけられ、
僅差での2位となったのは「Key 〜eternal tie ver.〜」。
アルバム曲ながら、バラベス時の投票でも上位に食い込み、
ファンのあいだでは密かに人気があったこの曲。
今回のアンケートでも、それが証明されるかたちとなりました。
「
やっぱ、この曲が好き」という方、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
「
ayuの優しい感じが好きなので」というコメントが示すように、
この曲からは<優しさ>が感じられますよね。
それも、“絶望”を経た上に辿り着いた<優しさ>というか。まぁ、上手いこと言えませんけど。
「
歌詞がとても好きです☆」「
歌詞もメロディもすごく好き!!」などと、歌詞やメロディが持つ<優しさ>が人気の要因なのかも。
個人的には、メロ部分のくだりがグッと来ますねぇ。
「
これ結婚式で使うと決めてます!!!」
――あー、これ、結婚式で使うとかなりハマりそうですね。
「〜eternal tie ver.〜」というタイトルからして、まさに!ですし。
03位「teddy bear」(24票/11.3%)
「A Song for XX」と同じくらい欠かすことの出来ない名曲が、3位にランクイン。
発売当時から隠れた人気を誇っていた「teddy bear」ですけど、
それが予想外のかたちで(?)脚光を浴びたのは、何と言っても『Memorial address』発売時。
「今年(2003年)はずっと、なんか「teddy bear」な気分でしたね。」というayuの想いから、
「Memorial address」が作られ、2003-2004アリーナツアーでは2曲続けて歌われました。
そういう意味では、ayuにとっても、ファンにとっても、思い出深い楽曲、
ずっと大切にしていきたい楽曲と言って間違いなさそうですね。
「
切ねぇぇぇぇ」「
隠れた泣ける曲です!」「
何度聴いても泣けます。」というコメントには思わず納得。
うん、これはホントに泣けるよ、切ないよ。夜寝る時に聴くと余計に涙誘うよ…(´Д⊂グスン
で、その<切なさ>を感じさせる要因と言えば、
ピアノ一本で奏でられるメロディと、あの歌詞。
歌詞については以下のようなコメントが寄せられました。
「
この曲だけではありませんが、衝撃的な歌詞ですね。」
「
初めて聴いたときは衝撃だった。歌詞に。」
「
大好きでやさしかったおばあちゃんの事を思い出し泣けてきます」
――この曲に限らずですが、自分自身の経験とリンクすると、より深く切なく響いてきますよね。
「
黄色いラジカセの話を聞いてリアルに響いた曲。1番といわれたらこれ!」
――オールナイトニッポンでayuが語っていたエピソードと重ね合わせて聴くと、何とも衝撃的。うん、深い。
04位「SCAR」(18票/8.5%)
この曲も「Key」同様、何気に人気がある一曲ですよねぇ。ということで、4位という結果に。
「
歌詞が物語チックでイイ!」「
物語のような切ない歌詞が好き☆隠れた名曲!」
と、一つの物語が展開されていくような歌詞が、大きな魅力となっている模様。
メロディに合わせて、淡々と吐露されていく感じが逆に胸に突き刺さりますよね。
っていうかこの曲、最近になって好きになったんですが。
そんな私個人の意見なんてどうでもいいですね、そうですね。
「
初めてこの曲を耳にした日を今でも覚えてます。「そんなふたりでした」ここだけでも切ないっ。」
――そこからサビに向かう流れとか、ツボですねぇ。
「
すごく切ない!!私が好きだった人に告白して振られちゃった時に友達がカラオケで歌ってくれた思い出の曲です。」
――それはそれは…、思い出深い一曲になりますよね。
「
藤原新也をありがとう。」
――長年の謎が解けて良かったね(謎。
05位「SEASONS」(17票/8.0%)
Mステなどの各ランキングでは常に選ばれ、ayuの代表曲と言ってもいい「SEASONS」が5位に。
個人的には、もうちょっと上位に食い込むかなぁとか思ってたんですが。
ファンの方々にとっては、「SEASONS」以上の名曲が多かったということでしょうか。
とは言え、「
詞も、曲も、アレンジも、曲名の響きもイイ(・∀・)」
「
あたしが死んだら葬式でかける予定ぐらい愛してる曲です。」と、
この曲を愛してやまない方が大勢居るのもまた事実。
うん、名曲はいつまで経っても名曲ですね。
ここまで多くの人を惹きつけて止まないのは、歌詞に因るところが大きいでしょう。
「
この歌に何度も救われた!」「
落ち込んだときに聴くと励まされる曲なので好きです!」
「
あゆの詩が痛くて何度も涙したから」からも、それがうかがえますよね。
「
シンプルに書かれているのに、スゴク心にしみる。この曲があればどんなことでも乗り越えていける。人生の応援歌!!」
――確かに…。歌詞自体はシンプルなんですが、一つ一つの言葉に重みがありますよね。
こう感じるのも、“絶望3部作”を経たayuだからこそ。
05位「ever free」(17票/8.0%)
言わずと知れた「vogue」のカップリング曲が、「SEASONS」と同じく5位という結果に。
正直、ここまで票を集めるとは思っていませんでしたよ。「vogue」よりも上位ですし。
「
アルバムに収録されていない曲ではNo.1!」というコメントからも分かるように、
知る人ぞ知る一曲ですよね、まさに。
カップリング曲ながらも、“絶望3部作”を、そしてayuを語る上では欠かすことのできない「ever free」。
「
透明感があって美しく悲しい最高の曲!!」
「
泣きました。無。その一言につきます。」と、この曲に魅了されている方はたくさんおられるようで…。
もちろん、私もその一人です。
「
幻のこれを選択肢に入れてくれてありがとうございます。」
――私自身、これを選択肢に含んでよかったなぁって思っています。
「
静かで綺麗な音と詩/いつもコンサートの時の映像を思い出します」
――激しく同意です。「ever free」と言えば、第二幕ですよねぇ。
あの映像から「WHATEVER」への流れがツボすぎ!
07位「End of the World」(11票/5.2%)
「
心の叫びがイイ。」というコメントが示すように、
叫びにも似た何処か荒削りなボーカルが印象的な「End of the World」。
「
歌詞が衝撃的だった。」「
歌詞がすごく良い!!」と、
そのボーカルにのせて歌われる歌詞が、これまた痛烈で、切なくて…。
だからこそ、「
落ち込ませて勇気づけてもらえる歌(意味不明だけど・・・)」になるんだろうなぁ、と。
この気持ち、よーく分かりますよ。
勇気付けられる曲って、何もポジディブな曲ばかりとは限らないんですよね。
とことん落ちて、また這い上がる、みたいな。
「End of the World」に限らず、ayuにはそういう楽曲が多いように思います。
「
世界の終わり。タイトルが流石。」
――いわゆる全盛期と呼ばれていた時に“世界の終わり”ですからね。
やっぱり彼女は只者ではないですな。これは『Duty』全体に言えることですけど。
「
メロディと歌詞が好み!アレンジもいい。everfreeも捨て難いけど…。」
――自分もアレンジが好きですね。特にイントロ。って、私個人の意見なんて(ry。
08位「Duty」(10票/4.7%)
タイトル曲の「Duty」に関しても、その歌詞が一つの魅力のようで。
「
Vogueもそうだけど絶頂期にこの歌詞を書いたなんてすごい」
「
詞の内容にドキッとした。"知っている本当は"とか。」
――ここまで書いてきて思いましたけど、『Duty』って全体的に歌詞が<痛い/切ない>ですよね。
上のコメントにもあるように、全盛期にこの歌詞ですもんねぇ。
やっぱり彼女は只者ではないですな(これで2回目。
09位「vogue」(9票/4.2%)
<痛い/切ない>と言えば、この曲を忘れてはいけないですよ。
“絶望3部作”の一作目であり、このアルバムの原点とも言える一曲。
「
歌詞に凄みがある・・・」「
自分を散ってしまう花に例えた歌詞が切ない」
と、こちらも歌詞が人を惹きつけるようで…。
何てったって、「その後はただ静かに/散って行くから...」ですもんね。
やっぱり彼女…(もうしつこいですか?)。
「
アレンジが凝ってる!まだファンじゃなかったころで、この人売れてるのに、なんか悲しそうと思った記憶が。」
――ファンじゃない当時、スーパーテレビの第一弾をたまたま観た時に、私もそう思ったことありますね。
「
このシングルCDからずっと発売日(前日)に購入し続けてます。。。v」
――私の場合、「H」からですね。って、そんな情報どうでもいいですか、そうですか(爆。
10位「Far away」(8票/3.8%)
やっぱりこの曲、あんまり人気ないんですかね…。
個人的には、『Duty』の中だったらダントツで「Far away」なんですが。
以前も書いた気がしますが、この曲の魅力について小一時間ぐらい語れる自信がありますもん。
そんな中、「
これ以外考えられない!!(笑)まさに神曲♪爆」というコメントが。
って、あなたは私ですか?(爆。
「
始発駅で終着駅でもあった・・・って歌詞がすごく好き。切ない」
――その部分は深いですよね。色々と考えさせられます…。
11位「starting over」(5票/2.3%)
インスト曲ながらも、5票集めた「starting over」には、以下のようなコメントが寄せられました。
「
lalala〜だけだけど結構印象に残るインスト曲。あゆファンなら口ずさめるはず!」
「
インストとしては結構好きかも♪」
――私もインスト曲の中だったら、上位に食い込む一曲ですね。
「Duty」への流れも絶妙!
11位「AUDIENCE」(5票/2.3%)
このアルバムで唯一のアップテンポ曲とも言える「AUDIENCE」。
タイトル通り、まさにファンに向けられた曲。
だからこそ、「
ayuのファンへの思いが歌われているから。」のように、大切な一曲となるんでしょうね。
「
初めて聞いたとき、この曲良いなあっておもった。」と素直に実感出来るのも、「AUDIENCE」ならでは。
「
カラオケで歌う人がいると必ず手拍子します。チャチャw」
――自然に手拍子しちゃいますよねぇ。もうこれは一つの無条件反射!(爆。
「
「もう一人ぼっちじゃない」って部分がすごく好き」
――イイですよね、このフレーズ。何だか感慨深くなるのは私だけでしょうか。
13位「girlish」(3票/1.4%)
『Duty』のラストを飾る楽曲には、以下のようなコメントが。
「
歌詞載ってないけど、これからもよろしくねって感じで歌詞がすき。ライブでも歌ってほしい!」
――これって、2000-2001のCDLでしか歌われてないですよね。ちょっと勿体無いかも。
「
久しぶりにこのアルバムを通して聴いて、ラストにこの曲がかかった時に、
今までずっと「浜崎あゆみ」だったけど最後に「ayu」の曲やなぁって思えた。いい感じに砕けてる所が最高かも♪」
――激しく納得です。この曲がラストにある事によって初めて『Duty』というアルバムが完成されるというか、歌う側も聴く側も救われるというか。
…以上のような結果になりました。皆さん、いかがだったでしょうか?
このアルバムって、隠れた名曲が多いですよね。
「SCAR」然り、「Key 〜eternal tie ver.〜」然り。
今回、それらの楽曲がシングル曲よりも上位に食い込むという興味深い結果になりました。
この結果をレビューするにあたって『Duty』を改めて聴き直したんですが、うん、深いですね。
聴けば聴くほど良いアルバムだなぁ、と。
皆さんのコメントにもいくつかあったように、何処か衝撃的で、切なくて、でも優しくて…。
“絶望3部作”を軸として、この頃の内的な感情が露わにされて、それが一つの世界観を作りあげていますよね。
このようなアルバムが全盛期に作られたこと、今考えたら凄いことなのでは。
いや、“全盛期”と呼ばれていたからこそ、作ることの出来たアルバムなのかも知れません。
(2006.11.17up)
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