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さえまん的ayu論

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□2006年のa-nationを振り返る


a-nationが終了して早2週間。 今更ですけど、もう一度振り返ってみようかと思います。  というのも、ずっと引っ掛かっているんですよ。 どうして、ayuはあの場所で、あの時、「A Song for XX」を歌ったのか。 そして、これまでのコンサートで「A Song for XX」を歌ったときの映像が流れるという演出。 ここには何かayuなりの理由がある気がしてならないんです。

まず指摘しておきたいのが、「A Song for XX」と「BLUE BIRD」との接点。 皆さんもお気づきでしょうが、どちらも「居場所」というフレーズが出てきますよね。

居場所がなかった 見つからなかった
未来には期待できるのか分からずに
」(A Song for XX)

言葉は必要なかった
居場所はいつもここにあった
」(BLUE BIRD)

居場所がなかった」ayuが「居場所はいつもここにあった」と言えるまでになった。 そう、“ayuは変わったんだな、強くなったんだな”と、受け止めることも出来そうです。 が、変わってない部分だってあると気付かせてくれたのが次の言葉。

「昔は聴いてくれるファンの人たちと
痛みを分け合うのが"浜崎あゆみ"だったと思う。
でも今は、もちろん痛みがなくなったとか
減ったということではなくて、
たぶん、痛みは昔と変わらないけど、
ただ昔よりも圧倒的に喜びが増えた…そう思う」
(『(miss)understood』写真集「on my way」より)

要は痛みとどう向き合うかの問題ではないでしょうか。 痛みを受け止めた上での喜び、痛みを乗り越えた上での喜び。 それを感じることが出来たからこそ、「居場所はいつもここにあった」と思えるようになったのでは。
ここでの「居場所」というのは、言葉など必要ないくらいに、 喜びを感じることの出来る場所を指しているように思いました。 「唯一無二の"だれか"と一緒なら、もしかしたら何でも可能なんじゃないか」という 思いが込められているという「BLUE BIRD」。 ayu自身、「何でも可能なんじゃないか」と思えるくらいの唯一無二の存在、場所があるって感じたのかな。 それを伝えたかったから、「A Song for XX」と「BLUE BIRD」の2曲を同じステージで歌ったのではないかなぁ、と。

「守りたいものがあるから、
そういう人たちに巡り会えたから
今、私はすごく強い。」
(『(miss)understood』写真集「on my way」より)


ここで改めて、「A Song for XX」が作られた経緯についてまとめておきます。  デビュー当時、"ayuの曲はポジティブで聴いていて気持ちがいい"と言われることが多かったそうで。 「アルバムではまずそのイメージを壊そうと思った。そのためには歌の中で、 ayuはこういう人ですと言うしかないなと思って。それで、時間の経過をたどって自分のことを書いてみよう」 と思い、「A Song for XX」が出来上がったそうです。
「この曲を書いて歌えたことによって始まっていけたと思う。」――まさに、ayuの原点とも言える楽曲ですよね。

周囲や世間とのギャップを埋めるために、自分の過去を初めて吐露した作品、初めて自分と向き合った作品、「A Song for XX」。 それから、ayuは幾度となく、このギャップに悩み続けてきました。戦い続けてきました。 そのたびごとに自分の想いを歌にぶつけてきたayu。絶望3部作がその最もたる例ですよね。 「人間臭くいたい」と願った頃には、 「僕が憧れているものは/よくあるありふれた景色なんだ」(Humming7/4)と訴えたりもしました。
第2幕からA museumまで、ayuがこれまで「A Song for XX」を歌った際の映像には、 ayuがこれまで戦い続けてきた、伝え続けてきた軌跡が込められているのではないかなぁ、と。  ayuファン以外も大勢集まるa-nationというステージで、 敢えて「A Song for XX」とあの映像を披露した理由も、そこらへんにあるんじゃないかと思ったり。

あの映像を見て、そしてa-nationでのステージを見て、特に印象深かったのがayuの眼差し。 現在に向かっていくにつれて、どんどんと鋭くなっていくというか、何というか。 なんかそれが「こわいモノならもうじゅうぶん/見尽くして来たんだから」(alterna)と訴えているように感じたんですよね。 これからも戦い続けていくよっていう決意の表れでしょうか。


そして、「A Song for XX」の前に歌われた「SEASONS」。

幾度巡り巡りゆく
限りある季節の中に
僕らは今生きていて
そして何を見つけるだろう


そう、ayuは何時でも「」を生きてきたんだなぁ、と再確認させられました。そして、これからもきっと…。


…まぁね、結局言いたかったことはね、今年のayuさんの選曲はネ申すぎたってこと。結局そこ。 DVDにはノーカットで収録して頂きたい。ayuだけでいいから(爆)。 特に「A Song for XX」。あれはね、もう一度この目でしっかりと拝んでおきたい。 でも何となく、「A song for XX」は外してきそうな予感…((;゚Д゚)ガクガクブルブル
(2006.09.08up)



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